MTE 互換と制限事項
MTE との互換は一方向です
MotionTimelineEditor(MTE)で作成したタイムライン XML は SceneEditor で読み込めます。 SceneEditor で保存した XML を MTE で開くことは非対応です。 次の挙動は仕様であり、不具合ではありません。
MTE のタイムライン(version 31)を SceneEditor で開いて保存すると version 39 になり、元には戻せません
ライトの補間トグル(
ライトで色補間を有効化/ライトで拡張補間を有効化/ライトの互換性モードを有効化)は廃止され、ライトは常に補間されます。補間 OFF だった旧データは段差を再現するための保持キーが自動挿入され、キー数が増えますイージング種別はタンジェントへ変換され、元のイージング値は消えます。InOut 系はわずかに形が変わることがあります
COM3D2.5 で廃止された値は既定値へ置き換えられます(パラフィンとリムライトの深度系の値など)
MTE にしかない項目(ポストエフェクトの Extra / Blend、動画の GUI 位置など)は保存時に落ちます。動画設定は構造が変わるため MTE では読めません
パラフィンは最大 4 本に切り詰められます。5 本目以降のキーデータは XML に残っても無効です
メイド表情の強制上書きキーとメイド重力レイヤーは SceneEditor 独自です。これらを含む XML は MTE で読み込みに失敗しますメイド重力のローカルは以前の SceneEditor では読み飛ばされ、ワールドの向きとして表示されますメイドノード表示レイヤーは SceneEditor 独自です。これを含む XML は MTE や以前の SceneEditor で読み込みに失敗します体型レイヤーは SceneEditor 独自です。これを含む XML は MTE や以前の SceneEditor で読み込みに失敗しますライトキーの
対象の顔のみ/体のみは SceneEditor 独自です。以前の SceneEditor では全てとして読まれますカメラレイヤーの
手ブレ項目も SceneEditor 独自です。手ブレのキーを含む XML は MTE で読み込みに失敗しますカメラレイヤーの
身長補正項目と基準身長は SceneEditor 独自です。身長補正のキーを含む XML は MTE や以前の SceneEditor で読み込みに失敗します身長補正を使ったシーンプリセットを以前の SceneEditor で読むと、カメラは身長補正をかけない注視点の位置に配置されます
連番画像出力の倍率と比率は SceneEditor 独自です。MTE はこれを読み飛ばし、カスタムの幅・高さで出力しますタイムライン設定の
表情をタンジェント補間も SceneEditor 独自です。この設定を持たない XML は OFF(線形補間)として読み込まれます。OFF のまま保存すると、表情キーのタンジェント値は書き出されませんモデルのアタッチ先はモデル定義からキーフレームへ移りました(version 37)。読み込み時に全キーへ自動で移します。MTE ではモデルのキーは読めますが、アタッチは失われます
モデルキーのアタッチ先モデル(文字列値のモデル名)は SceneEditor 独自です。旧 SceneEditor・MTE では文字列値が読み飛ばされてアタッチなしとして読まれ、位置はアタッチ先モデル基準の値のまま配置ルート基準として扱われるためずれます
モデルの表示レイヤー(ModItemExplorer の Default / Charactor)はモデル定義として保存されます。SceneEditor 独自の値で、MTE や以前の SceneEditor で読むとレイヤーは ModItemExplorer の既定になります
スポットライトの
輪郭の種類と画像はライト定義、硬さはライトキーとして保存されます。SceneEditor 独自の値で、MTE や以前の SceneEditor で読むと既定の輪郭で表示されます追加ライトの
影の種類もライト定義として保存されます。SceneEditor 独自の値で、MTE や以前の SceneEditor で読むと影なしになります追加ライトの
キャラの影もライト定義として保存されます。SceneEditor 独自の値で、MTE や以前の SceneEditor で読むと OFF(背景のみのライトはキャラの影を落とさない)になりますマテリアルの
シェーダーの変更はタイムラインに保存されます(MaterialShaders)。SceneEditor 独自の値で、MTE や以前の SceneEditor で読むと元のシェーダーで表示されます。NPRShader のシェーダーは NPRShader が無い環境では適用されず、保存し直しても記録は残りますマテリアルの
テクスチャの差し替えはタイムラインのMaterialShadersにTexture要素として保存されます。SceneEditor 独自の値で、MTE や以前の SceneEditor で読むと元のテクスチャで表示され、以前の SceneEditor で保存し直すと差し替えは消えます。参照ファイルが無い環境では適用されず、保存し直しても記録は残りますPNG 配置キーの
明るさは、MTE の 0〜255 から 0〜2 の倍率に変わりました(version 38)。読み込み時に自動で換算します。MTE で読むと明るさがほぼ 0 になり、真っ暗に表示されますステージライトの
濃度(光の柱の濃さ)は SceneEditor 独自です。以前は色のアルファが濃さを決めていたため、旧タイムラインは読み込み時にアルファを濃度へ自動で移します。MTE や以前の SceneEditor で読むと濃度は失われ、新しく打ったキーの光の柱は見えなくなりますPNG 配置の
彩度、表示タイプ(デカール)とデカールの設定、ブレンドは SceneEditor 独自です。MTE や以前の SceneEditor で読むと、彩度は失われ、板・通常ブレンドとして表示されます姿勢を表す回転はクォータニオンで保持するようになりました(version 35)。読み込み時に自動で変換されます
対象は PNG 配置 / テキスト / リムライトの光源方向 / ステージライト本体 / レーザー本体と一括制御の本体姿勢 / サイリウムの手の姿勢です。この変換には次の影響があります。
- 1 回転を超える回転(例: Y 軸 400 度)を含む既存データは、同じ向きの最短表現へ畳まれます。見た目が変わることがあります
- 180 度をまたぐ区間はキー間で最短経路を通るようになります。遠回りしていた旧データは経路が変わりますが、これは改善であって退行ではありません
- ステージライトとレーザーの一括制御にある
一括角度設定の最小角度/最大角度は、姿勢ではなく軸ごとに独立した振れ幅なので変換されません(クォータニオンにすると「X 軸だけ振る」が表現できなくなるため) - 回転に手動で設定していたタンジェントは失われ、自動補間に戻ります。タンジェントはオイラー角を前提にした値なので、クォータニオンへそのまま持ち越すと補間が大きく暴れるためです
TIP
MTE のタイムラインを SceneEditor で開く前に、元の XML を別名や別フォルダに控えておくことをおすすめします。
未対応の機能
- DCM(DanceCameraMotion)連携の出力(CSV / song XML)には対応していません。メイド表情・効果音・テキストの各レイヤーは再生と編集のみ対応です
- 終了オフセット時間とフェード時間は廃止しました。旧 XML に残っていても読み飛ばされ、保存もされません。開始オフセット時間は BGM・動画のシーク基準として使われます(編集 UI はありません)
- イージング種別を選ぶ UI はありません。補間はタンジェントに一本化されています
外部プラグインへの依存
| 機能 | 必要なもの |
|---|---|
| モデル系レイヤー(モデル / モデルボーン / モデルシェイプ / モデルマテリアル) | ModItemExplorer。未導入だとレイヤーが出ず、モデルを含むタイムラインを読んでもモデルは復元されません |
| ポストエフェクトレイヤー | PostEffects.Plugin。未導入だとレイヤーが登録されません |
その他の制限
メイドアニメの指ブレンドは編集モード中かつ指ウィンドウのTL:ブレンド有効が ON のときだけ適用されます- カメラ・サブカメラは自動登録の対象外です
- サイリウムの
パターンと移動回転は Inspector で編集できません(ライブ演出ウィンドウで編集) - タイムライン管理外(外部プラグインが提供する)モデルは変更追跡のチェックが効きません
背景モデルマテリアルは変更追跡(チェック)に対応せず、全マテリアルが対象になります- 効果音はシークを連打すると多重に再生されることがあります
- テキストの既定フォント
Yu Gothic Boldが無い環境ではフォントを選び直してください - PNG 配置の画像は
Sybaris\UnityInjector\Config\PngPlacement\またはPhotoModeData\Texture\に置いてください。見つからない画像はスキップされます。MTE 固有の値(アタッチ、APNG など)は保持されますが適用されません - シーン遷移でタイムラインは破棄されます。保存していない内容は失われます
- タイムラインはシーンプリセットに含まれません
背景色/地面色は v34 以前のタイムラインでは補間されず段差になっていました。読み込むと補間されるようになり、旧データのキーは両端がゆるやかな(タンジェント 0 の)補間になります。段差を意図していた区間は1フレーム調整で再現できます- 次の操作は確認なしで実行されます:
新規作成、タイムラインのロード(どちらも未保存の変更が失われます)、タイムライン設定→トラックのトラック削除、テンプレートとカテゴリの削除。セーブの上書き、アンロード、連番画像出力、個別設定を初期化は確認が出ます - タイムラインの削除・リネームの機能はありません。ファイルを直接操作してください(ファイル操作)